ミュンヘン在住MIKIさんに聞くドイツの就職&現地生活体験談

ミュンヘン在住MIKIさんに聞くドイツの就職&現地生活体験談

もともと日本で団体職員だったMIKIさん。思い切ってワーホリ制度を利用して渡独。
ドイツでは、領事館でバイトしていましたが、その後、正社員として銀行に就職し、
日系の製造業の会社秘書を経験し、現在はドイツの教育機関で経理をしています。

Q1:ドイツ留学のきっかけは?
A: 日本の大学でドイツ語専攻だったため。 ただ、最初の海外経験はイギリスへの1ヶ月短期語学留学でした。そこで、”言語を身につけるには、やはり現地が一番!”と実感したため、ドイツへの語学留学(2回)をするに至りました。

Q2:ドイツ留学をして良かったこと
A: 語学の習得は勿論、色々な国の友達ができたこと。また、帰国後、海外(ドイツ)での就職も視野に入れて就職活動をすることができました。

Q3:ドイツ語を習得した期間
A: 大学在学中。(交換留学1年を含む5年間)

Q4:どこでドイツ語を習得しましたか?
A: 日本の大学の専攻として。 大学の3年時には4ヶ月間ドイツ、フライブルグの語学学校に自費留学しました。 その後、大学4年時に大学の交換留学プログラムに参加し、1年間ドイツ、チュービンゲンの大学に留学しました。

Q5:大学で専攻した学部
A:  国立大学総合科学部言語プログラムドイツ語専攻

Q6:これまでに経験した職種
A: 就職順に)1)日本国内団体職員、2)在独日系銀行のカスタマーサポート、3)在独日系製造業の秘書、4)在独教育機関の経理

Q7:就職方法
A: ドイツ国内での就職活動では、現地商工会議所や人材紹介会社への登録、現地情報誌の人材募集情報への応募により就職しました。

Q8:留学体験が就職に役立った理由
A: 一番大きかったのはやはり言語力です。在独日系企業では、日本から派遣されたマネージャーの方の多くは英語はできてもドイツ語はできないため、外部との連絡や、現地の情報を日本へ伝える際の翻訳業務などがあります。 特にドイツに出るような規模の企業の場合、現地の言葉+英語力が必要とされます。

Q9:海外で就職するメリットは?日本との違いなど?
A: ドイツでは労働者の権利が強く主張されているため、残業なども少なく、ワーク・ライフ・バランスが取れています。 多くの企業では、就労時間にフレックスタイムを導入しており、自分のペースで働くことができます。ホームオフィスができる職種もあります。 有給休暇(ドイツでは年間30日が多い)も消化可能(というか、消化義務)で、また、育児休暇(男性の場合も)も日本と比べて取りやすいように感じます。 同僚同士の付き合いは、日本と比べるととてもあっさりしていて、少し寂しいくらいですが、ドイツ人は仕事とプライベートを切り離して考えている人が多いようです。

Q10:現地(ドイツ)の生活について
A: ドイツは比較的治安も良く、ヨーロッパの中では経済的に恵まれている割に物価は高くありません。また、ヨーロッパの中心に位置するため、旅行もしやすいです。 私は現在ミュンヘン在住ですが、公共交通機関1時間程度でアルプス周辺に行くことができ、夏にはハイキング、冬にはスキーを楽しんでいます。秋には世界最大規模のビール祭りオクトーバーフェストで街中が賑わいます。また、都会の割に緑も多く、みんな自由にのびのび暮らしています。色々な国の人も住んでいるので、日々、様々な文化や価値観を直に体感しながら暮らしています。

Q11:今後留学する学生にメッセージ
A: 日本に住んでるだけでは知ることができない文化、人、価値観、食べ物など、色々なものに出会うことができます。また、滞在国以外の出身の人と友達になることも多く、興味の幅が広がり将来の選択肢が増えるので、海外経験は絶対にオススメです。 また、日本や日本人であることを意識できるので、自分を見つめ直すきっかけにもなると思います。 夏休みを利用した短期留学でも、年単位の長期留学でも、今後に活きる経験になることは間違いありません!

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