ドイツの大学進学

ドイツには、国立の大学が多く、大学には下記の3種類があります。
ドイツの大学生の90%以上は国立大学に行っています。もちろん、留学生も寛大に受け入れています。
  1. 総合大学=Universitätギムナジウムからのみ進学ができ、授業内容は講義が多い。学部は、文科系から医学部まで多岐にわたる。
  2. 専門大学=Fachhochschule⇒IT系、エンジニア系など技術系の学部が多く、企業へのインターンシップも単位に組み込まれていることが多い。卒業後に、即戦力になれることも多いので就職率が良いので、国内では人気になってきている。
  3. 芸術大学
    ⇒音楽や美術、ファッションなどの専攻。

※上記、Hochschule(Fachhochschule)とUniversität の違いについてはこちら

<ドイツの大学留学のメリット>

  1. 授業料、生活費が安い!年間150万円程度 (留学生も、授業料無料の大学も多い)
  2. 学生ビザでもバイトができ、生活費や学費に充てられる。
  3. インターナショナルな環境で、ドイツ語はもちろん、英語やスペイン語、フランス語など多言語を習得しやすい。
  4. 最短で3年で卒業できる。
  5. ドイツ語ができなくても、英語で入学できる大学がある。
  6. 就職は、ドイツでも可能なので、就職の幅が広がる。
  7. 入学試験がなく、書類選考のみ(学部により入学制限がある場合とない場合があります。ない場合は条件さえ満たしていれば必ず合格しますが、制限がある場合は成績、履歴書、志願書をもとに審査されます。)

<ドイツの大学のスケジュール>

前期:10/1~2月上旬 ※ほとんどの学部がこの時期に開始する
後期:4/1~7/21くらいまで ※学部によりこの時期に入学できる場合がある

<出願締め切り>

前期:7/15 ※それより遅い大学もある
後期:1/15

※出願締め切りから1~2か月ほどで合否の結果が送られてくる

<ドイツの大学入学資格>

  • 高校を卒業し、大学入学資格がある(大学の合格通知などがない場合、センター試験の62%以上の成績をおさめること)もしくは専門学校卒も可。
    *センター試験も受けていない場合は、現地の大学のファンデーションコースに1年間通います。ファンデーションコースを開始するには最低でもドイツ語B2レベルが求められます。
  • ドイツ語が必要な場合DSH2レベル (医学部や法学部などはDSH3)もしくはTestDaF4以上⇒DSHを取得するためのプログラムはこちら
  • 英語能力のみで入学できる大学もあり、その場合は、TOEFLもしくはIELTSの証明*大学の入学試験がないので、とにかく早めに多くの大学に出願することは鍵です

※DSHについての説明はこちらをご参考ください。

<出願必要書類>

  1. 願書(オンライン申請)
  2. ドイツ語の履歴書
  3. 志願理由のエッセイ
  4. 高校の成績書及び卒業証明書およびセンター試験の結果の翻訳
  5. 語学力能力証明

★ご不明な点はお問い合わせください。また、弊社から大学への問い合わせも可能ですので、ご相談ください。

★おすすめの大学はこちら!!・・・大学の選び方についてはこちらもご参考ください。

★英語力のみで応募でき、授業料無料の大学はこちら!!

 

ニュルンベルグ大学で国際ビジネスを学ぶ(英語で授業・授業料無料!)

Technische Hochschule Nürnberg Georg Simon Ohm

ニュルンベルグにある、専門国立大学です。
特に人気なのが、留学生向けのプログラムを、オールイングリッシュで開講している経済学部です。ヨーロッパを中心に世界中から留学生が集まっています。
1年留学でも、卒業留学でもフレキシブルに受け入れしてくれる大学です。

ポイント1: 授業料無料!  ⇒ 授業料無料の大学はこちら!
ポイント2: 授業はオールイングリッシュ!ドイツ語不要!
*最初の3学期はすべて英語、後選択授業によってはドイツ語のものがある。
ポイント3: インターナショナルビジネスを学び、就職に有利!

<学生数>
13,000名 うち留学生13%

<専攻>
・インターナショナルビジネス
・マネジメント
・ファイナンスとアカウンティング(会計学)
・人事のマネジメント
・経営学
・マーケティング

<学費・生活費>
授業料:無料!
・各セメスター開始時に登録料117ユーロ (年に2回)
生活費:月10万円程度
*留学生には月170~250ユーロにて学生寮(シングルルーム)を提供しています。

<年間スケジュール>
10月初旬開始 (2期制)
卒業までには約3年半かかる
*卒業までに半年は海外の提携大学に留学、半年は企業でのインターンシップをしなくてはいけない。

<出願期限>
7/15

<必要書類・条件>
・規定の願書
・高校成績証明書・卒業証書
・大学入学資格(センター試験の結果や大学の合格通知、在学証明書など)
・英文履歴書
・パスポートコピー
・英語能力証明
*英語の入学条件
TOEFL IBT: 92~
IELTS 6,5~
TOEIC 705~
CAE Grade C~

Hochschule(Fachhochschule)とUniversität の違いについて

どちらも日本でいうと4年生の大学です。ちなみに、日本の4年制の大学卒=学士号の取得ですが、海外の大学では、この資格を「Bachelor」といいます。ですので、海外の大学進学する際には、勉強する機関や学校ではなく、「なんの資格を取得できるか」で選ぶのが大事です。
例えば、ドイツでは、学士号を取得するのは3年~3年半ですし、必ずしも「University」でなくても「学士号」は取得できます。
本題に戻りますが、このHochschule(Fachhochschule・・・大学名だと、○○Hochschuleとなるので)とUniversität の違いについて説明します。
これはどちらも大学ですが、ドイツの大学にはこの二つの種類があります。
Universität は、歴史的な大学が多く、また授業内容は講義が多いタイプです。学部も、哲学、言語学、医学、薬学、法学などは主にUniversität になります。Universität は、入学の制限が厳しく、ドイツではギムナジウムからのみ入学が許されます。(ギムナジウムの説明は下方にまとめました。)
一方でHochschule(Fachhochschule)は、専門的な分野を勉強する大学で、講義よりもどちらかというと、実践的な授業が多く、現に多くの場合、卒業までに半年間は企業や工場などでインターンシップをします。学部は、エンジニア、ビジネス、マーケティング、IT系などが多いです。
Universität のほうがレベルが高い、企業からのイメージが良く就職しやすいなどと思われる方もいるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。実は近年ではHochschuleのほうが人気があり、業種によっては、Hochschule卒のほうが即戦力になるので採用されやすいということもあります。
*ギムナジウムについて:ドイツでは10歳になるときにすでに学業レベル別にHauptschule、Realschule、Gymnasiun3段階に学校に分けられます。
Gymnasiunは一番上で、Universität にはGymnasiunからしか上がれません。Realschuleに行った場合は、卒業後に大学へ行くための予備校的な学校に行き、大学進学資格(Abitur)を取得してから大学に行きますが、Universität ではなく、Fachhochschuleにしか行けません。

Schulsystem in Deutschland. Berufsschule. Fachhochschule. Universität/ Fachhochschule. 18 Jahre. Gymnasium. 16 Jahre. Realschule. 15 Jahre. Hauptschule. 10 Jahre. Grundschule. 6 Jahre. Kindergarten. 3 Jahre.

ドイツの大学:ハイデルベルク大学のサマースクール

ドイツ語学習とドイツ観光ができるプログラム。夜は、素敵なコンサートホールで音楽も楽しめます。
ヨーロッパの学生が多く参加していて、非常に国際的で楽しいプログラムです。
将来ヨーロッパの大学進学や1年留学も考えている方にも、お勧めのプログラムです。
ハイデルベルク大学の学生食堂はドイツ1と言われていて、安くて美味しく、施設も最高です!

<開催期間>

2018年8月2日~8月29日 (4週間)

<申し込み期間>

1月15日~6月1日まで もしくは定員500名が満員になった時点

*まもなく締め切りです!

≪プログラム内容≫

授業時間:週20時間 (1日4時間 午後は選択授業)

クラスの種類:
コース1:初級、中級、上級
コース2:ドイツ語教員コース
コース3:ビジネスレベル

<1クラスの人数>
約16名

<参加条件>

18歳以上であることのみ

<4週間の費用>

授業料: 670ユーロ
*7/1以降のキャンセルはキャンセル料110ユーロが発生します。

滞在費: 平均360ユーロ(現地で支払) 学生寮やシェアアパートメントにてシングルルーム
*お部屋のアップグレード希望の場合500~950ユーロ

<入居可能日>7月31日

<退去日>8月30日 午前10時

<食事>
ハイデルベルグ大学の学食にて1食3ユーロ程で済ませられます。もしくは、自炊。

<プログラム中のアクティビティー&観光情報>

*こちらは授業料とは別に参加したいものを選び、その費用を支払います。

ライン川下りや、お城めぐり(ノイシュワインシュタイン城やホーウゥンツォーエン城など)、ロマンチック街道の観光が格安で楽しめます!!普通に旅行するより安いと思います!

2018年の遠足の詳細がアップデートされました!下記リンクよりご確認ください。

http://www.ifk.uni-hd.de/md/zuv/international/ferienkurs/exkursionsprogramm_de.pdf

マーティン・ルター大学でビジネスを英語で学ぶ!(学費無料!英語)

マルティン・ルター大学ハレ・ヴィッテンベルク 

(Martin-Luther-Universität Halle-Wittenberg )

この大学のビジネス・経済学部では最初の2年間は英語のみの授業になりますので、ドイツ語の証明は不要です。

3年目(最後の年)はドイツ語の授業がありますので、それまでにはドイツ語も習得する必要があります。

ポイント1! 授業料が無料!!

ポイント2! ビジネスは英語のみで入学が可能!

ポイント3! インターナショナルな環境で学べる!!

<学部・専攻>
・ビジネス、経済
・神学
・哲学
・法律
・医学、薬学
・自然科学

<1学期分の費用>

出願費: 75ユーロ (併願 一校につき30ユーロ)
1セメスターの費用: 192.5ユーロ (授業料無料)
教材費: 約500ユーロ
滞在費: 約1,500ユーロ

*だいたい年間で諸費用約50万円くらい (2018年5月27日現在)

<年間スケジュール>*ドイツの大学は2期生です。

①冬セメスター 10/4~2/2 *冬セメに開始する学部がほとんど
②夏セメスター 4/3-7/15

<出願期限>

6/30 (冬セメスター)

<出願必要書類>

・願書
・履歴書
・出願理由のエッセイ
・高校の成績書及び卒業証明書 (大学入学許可書や大学の在学証明書があれば尚良い)
・TOEFLもしくはIELTSの証明